突然ですがAK4490EQとルンダールLL1538XLを接続して鳴らした場合
入力レベルが低くても必ず音が歪むのだと考える様になりました。(^_^;)
このカタログ資料によると交流インピーダンス 200Ω:5KΩ と記載されていますが
トランスのインピーダンス比は巻線比 2乗になるので LL1538 を 1 : 2.5 接続した場合
インピーダンス比は 1 : 6.25 になります。トランスの 2次側に接続されるアンプの入力抵抗値は
100KΩなのでDACに接続される交流インピーダンスは 100KΩ/6.25=16KΩ となります。
トランスを一次二次を通常接続した場合の交流インピーダンスは問題ないと思います。
純粋な抵抗負荷の場合では直流抵抗と交流インピーダンスがほぼ同じか
交流インピーダンスの方が若干小さくなるのが普通だと思います。
しかし出力トランスを負荷にした場合は交流インピーダンスが数kΩもあるのに
直流抵抗はトランスの巻き線抵抗の数十~数百Ωしかないトランスが殆どだと思います。
ルンダールのマイクロフォン用トランスLL1538XLもそんなトランスです。
このトランスをAK4490EQに接続した場合
前述の様に交流インピーダンスは問題ないと思いますが
カタログ記載事項よりカップリングコンデンサー無しの場合に直流抵抗分として
最低限守らなければならない1.5KΩ(直流抵抗値であって交流インピーダンスでは無い)について
LL1538XL一次側巻き線の直流抵抗値が直列 or 並列で 31Ω or 122Ω の二通りの選択しかなく
守る事が出来ません。この要因で音が歪んでいるのだと考えています。
AK4490EQの出力インピーダンスは低い設定の出力だが電流容量が無く
1.5KΩ以下の負荷に耐えられ無くなっているのではないのかなと?(^_^;)
AK4490EQカタログより負荷に対してのスペック及び注意
参考:実効値正弦波の場合 Vrms=V(p-p)/(2√2)
2.95Vp-p / 2√2 = 1.0429Vrms
カタログ値では 3.5Vrms まで入力レベルは問題ないハズ(^_^;)
抵抗を一次巻き線に直列に入れて抵抗値を会わせればという意見もあるかも知れませんが
それだと肝心の信号が分圧されて本当の結果が出ない様に思います。
実証実験としては不十分ですがLL1538XLの一次二次を逆さまに接続すると
ゲインは2.5:1となり音量は下がってしまいます。
でも完璧では無いものの歪みの少ないない素晴らしい音が聴ける様になります。
DAC以降のシステムが原因の歪み感では無いことは事前に確認しています。(^_^;)
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