以前に参考にしているページとしてリンクを紹介しましたが
なぜRaspberry Pi 5の電源は5V5Aなのか?
ここの「5V5A電源の解決策」という部分に
その中でUSB PDのネゴシエーション処理についての説明があり 以下引用
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USB PDのネゴシエーション処理により、ラズパイ5は5V5Aの電源アダプターが接続されたことを認識します。
5V5AのACアダプターを変換プラグでつなぐ方法だと、USB PDのネゴシエーションが行われないため、
ラズパイ5の性能はリミットがかかった状態のままです。
ただし、この問題は/boot/config.txtにPSU_MAX_CURRENT=5000等の設定を追加し、EEPROMを書き換えることで対策可能です。
EEPROMを書き換えると、ラズパイ5はUSB PDのネゴシエーションをスキップし、5V5Aの電源が接続されている前提の挙動になります。
例えばラズパイ5がデフォルトでUSBポートに供給できる電流は、合計で最大600mAに制限されていますが、
5V5A電源に接続されているときは合計最大1.6Aに引き上げられます。
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と説明されています。
実は現状自分環境で「5V5AのACアダプターを変換プラグでつなぐ方法」を採用していて
且つconfig.txtにPSU_MAX_CURRENT=5000を設定しているんですね。
(usb_max_current_enable=1 でも同じ効果が得られる模様)
この状態でUSBメモリーへインストールしたOSから起動すると電流を5A供給出来ないという警告が表示されます。
この理由について考えるとこの変換コネクターの規格は 出力:最大45W (5V/2A、9V/3A、12V/2A、15V/2A、20V/2.25A)なので
おそらくソフトの設定よりもハード側が優先されて5V/2Aというネゴシエーション処理が有効になっていると考えています。
それではこの部分をハード側のネゴシエーション処理用の設定抵抗やeMarkerチップが無いアダプターや延長ケーブルにしたら
どうなるんだろうとか(笑)
リンク先の説明の様に5V/5Aが有効になになるのか?あるいは何らかの制限がかかるのか?
現在はこの辺にいます。何故コレほど大容量電源での運用に拘っているのかと言えば
まず第一にM.2による運用をメインに考えているためと専用電源アダプター以外での使用で
Audio的使い方をして音質に変化があるのか?無いのか?その部分を知りたいというタダそれだけなんです。
この記事に対するコメント・トラックバック [2件]
1. Pass — 2024/03/22@19:27:56
https://www.amazon.co.jp/5-5x2-1mm-DC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E5%85%A5%E5%8A%9B-Type-C%E9%9B%BB%E6%BA%90%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0%E5%85%85%E9%9B%BB%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%90%BA%E5%B8%AF%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E7%94%A8-UC-211-5521MM/dp/B07VD3RCK8?th=1
これだとすると、「入力: DC 10.5V-32V。」となっているので、内部でICレギュレータを持っていて、電流も制限されているんじゃないでしょうか?
ただの5.5/2.5㎜ ⇒TYPE-C変換ジャックなら、出力電圧が段階的で20Vの時だけ2.25A出せるのは変ですよね。_
くま 2024/03/22@21:24:14
JSER 5.5x2.5mm DCジャックの方です。2.1では無いですが
そこは関係無いですよね。繋いでいる電源は約5.2V/6.2Aなので
降圧する余裕は無いと思います。何かeMarkerk関連のICが入っているのでは?とか考えています。
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