1005サイズのコンデンサーの半田付けが面倒だった。細かすぎ(笑)
何回か書いているけど
半田付けは 部品 基板フットプリント (糸)ハンダ が
同時にハンダの融点温度約183℃にならないと付かない!
極小部品になるとハンダゴテの小手先のサイズが大きすぎて
同時に3つの要素に当たらないから上手く付かない。
特に今回の様な1005の電極の場合、うまくハンダが流れず長い時間小手先を当てると
必要なハンダ量が少ないから数秒で酸化してボソボソになってしまう。
そうなってしまうと追加のフラックの力を借りるしかない。
加えて小手先を当てすぎると当該部品の電極が剥がれてしまう。
作業は数秒以内に済ませる必要があり結構難しい。
道具もそれなりのモノを使わないと作業は困難を極める。
たとえばピンセット...
自分的にはHOUZANクラスでは部品がワープしまくって宇宙旅行の有り様
ここはmade in swiss的グレードが欲しい。自分が愛用しているモノは本来医療用です。
半導体組立工場でワイヤーボンディングマシンのボンディングツールの穴に
髪の毛よりも細いワイヤーを通す事が出来るモノです。
指に入れる力にリニアに反応して先が開閉します。これは非常に大切な事です。
安物(失礼)は力に対してリニアに開閉出来ないので
結果的に力が加減出来ず部品を掴み損ねワープしてしまうワケです。
次はハンダゴテ...
営業妨害になりそうだ(笑)
ホームセンターで販売されている吊るしのハンダゴテは極小SMD部品のハンダ付けは無理だと思います。
使えるハンダゴテを見分ける目安としてはコテ先が別売されていて極細タイプが存在する事です。
そしてコテ先の特殊コーティングがどうたらと説明されていればたぶん大丈夫だと思います。
たとえば自分の地元だとコメリがあるのですがそこで上記条件を満足するモノは
白光(HAKKO) ダイヤル式温度制御はんだこて FX600-02 しか無かったです。
最後に実装作業用顕微鏡
倍率はX10 X20 この2つで十分。倍率が大きすぎても使いにくい。
視野範囲は視野が狭いと非常に使いにくい。
対物レンズと対象の距離は5cm以上無いとハンダゴテを立てて使えない。
ebayあたりで日本製品のコピー品が売られている。ちなみに自分が購入したものはインド製であった。
実際に購入してみると純正品には及ばないが十分に使える。
寸法も同じなので日本製のオプションがピッタリ取り付け可能(笑)
道具は組み立てる本体の下手をすると100倍程度の価格だったりしますが
仕上がりの良いモノを作るには仕方がない支出だと個人的には考えています。
趣味とはコストパフォーマンスを考えない事だと(泣笑)
個人的に特に拘りが無いのであればこの基板に限らず
組み立てを自分でする事はオススメしません。
自分はハンダ、フラックスにまみれて組み立てをしていますが
決して作るのが好きだからではありません(笑)
なので...電検試験済みの完成品はとても有り難いモノだと言う事です。
下の画像は今回の基板のハンダ付け状態です。自分用なので余り綺麗ではありません。
ツノや酸化している部分が見えます。^^;
組み立て作業は一日3時間が集中力の限界なので2日もかかってしまいました。
部品の組み合わせのバリエーションを楽しむため基板を2枚頒布していただのですが
もう一枚の組み立ては何時のことやら(笑)気力が戻らないと厳しい。(爺なので)
フイルムコンデンサーからタンタルコンデンサーへの部品変更で配線の引き回しが変わっていますね。
手持ちの色々なサイズで(笑)もちろん定数は合わせています。さすがに1005は1005以外付きません。
HDMIコネクタ部分はハンダ量の調整が非常に難しい。油断すると即ブリッジしてハンダ吸い取りリボンのお世話に(笑)
参考リンク
AC120Vを得るために
Weller WP35 35W Electric Soldering Iron - Black
NFD基板 I2S
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