自分はDACの人でデビュー(笑)したのだがバリバリの真空管使いである。
各国から300Bなる真空管が製造販売されているがロシア製が良いと思う。
現状のソブテック製は本家よりも電流が流れて明るい音がする。
回路はウェスタン91B型とほぼ同じにしてある。
出力トランスからフィードバック回路も同じにしてあり
そのためゲインが通常アンプよりも低めになっている。
5極管で3極管をドライブするのは歪を考えると乱暴な回路だと思うが
その歪というか音の荒れがいい味を出す様に個人的には思う。
その塩梅を調整するためのフィードバックでもある。
パワーアンプではゲインを稼がないのが良いと思っているのでこれで良い(笑)
フィラメント点火回路はキャンタイプLM317を使った定電圧回路にしてある。
以前は定電流回路にしていたのだが
各国製の300Bフィラメント直流抵抗が本家の規格どうりに作られていないため
差し替えが自由に出来ず諦めて定電圧回路にした経緯がある。
定電流回路の方が音の張りがあって気に入っていたので残念である。
追記...念の為
私は「何でもウエスタン」の信者ではないので
特にウエスタン製の部品には拘っていません。
WE300Bも特性の良い三極管の一つだと思っています。
(単なる電子部品の一つなのに妙に高価ではありますが)
この記事に対するコメント・トラックバック [1件]
1. げんた — 2018/05/11@21:54:45
以前、どこかのサイトで出ていたんですが、各社の300Bを
ブラインド試聴して、投票方式で順位を決めたら何と中国製
が1位、その他JJやロシア球が上位を占め、WEや高槻は
5位以下だったそうです。
WE300Bはとても真空管とは思えない価格になってしまいました。
どうも中国人が投資対象に購入しているという話を聞いた事が
ありますが、それでもWEというブランド名に負けて購入する
人もいるんですよね。
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