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新しいモノ古いモノ

アンプの使用素子が半導体でも真空管でも
良い音が出てスピーカーが安全ならばどちらでも良い。
ランニングコストは半導体の方が圧倒的に優れているが
真空管アンプはその回路がシンプルだからトランスが断線しない限り
修理しながら長く使える。
残念ながら真空管アンプは現代の主流である重いコーン紙の付いたスピーカーを鳴らせないが
アキュフェーズFETアンプはそんな重さを苦にもせず軽々とドライブして見せる。

真空管アンプ好きな人はALTECのユニットをとにかく褒めるが
それは真空管アンプの低いダンピングファクターでも
ドライブが出来る軽いコーン紙を使っているのが理由だと思う。
「最高のアンプ」というフレーズをよく見聞きするがそんなアンプは存在しないと個人的には思う。
自分のリスニングルームに何百万もするアンプを借りてきて自分所有のアンプと比較して
勝った勝ったと自慢する方を見かけるがそれはアンプの性能の問題では無くて
スピーカーユニットとの相性の問題でアンプの絶対性能の問題では無いと思う。

音楽ソフトに関してはどうだろう?
アナログレコードが最高なのか?
デジタル音源はアナログレコードに劣っているんだろうか?
かつてデジタルとアナログの音質比較を厳密に行われた事はあるのだろうか。

歳を重ねると新しい荒野には踏み出せなくなっていく
子供は現状を破壊して成長するが老いた大人は現状を守ろうとする。
知らず知らずに「株を守る」状態になっていないかと考える。

— posted by くま at 10:38 am   commentComment [1] 

この記事に対するコメント・トラックバック [1件]

Up1. げんた — 2018/05/09@23:12:25

先日は掲示板へのコメントありがとうございました。
真空管アンプで重いコーン紙のユニットをドライブするのは
厳しいと私も感じています。現代のユニットよりずっと軽い
JBL/LE15ですら低音が遅れて出ますが、石アンプだと
全くそんな事はありませんでした。文字通り桁の違うダンピング
ファクターの差でしょうね。

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