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■概要
WindowsXPのサポート終了も近づいてきました。Windows7でlinuxとのデュアルブートが出来ないか試したところXPの場合とまったく同じ方法で問題のない事を確認して運用を始めました。
■HD 2個 使用デュアルブート環境の作成方針
嫌になったらすぐにwindows環境に戻る事が可能で安全です。
管理人としては複雑なパーテーション管理を要求されるひとつのHDでのデュアルブート環境は初心者の方にはお薦めできません。
どちらか片方にトラブルが起きても起動に関する部分は共通になっているので両方をだめにしてしまう可能性が非常にあります。
防ぐため管理人は2個のHDを使ったデュアルブート環境に限ります。
なぜならトラブルが起こった場合も被害は確実に片方で止まります。また
どちらか嫌になったら外すなりDATA保存場所にすれば良いと考えます。
■HD 2個使用 デュアルブート作成手順
- まず最初にSATAの接続を確認します。そして/dev/sda側 に1個だけHDを接続します。
そしてその状態でwindows7をインストールします。もちろん現在そのような状態になっている方は
そのままで次のLinuxのインストールに進んでください。(どこに接続すれば/dev/sdaというデバイスに当たるか事前調査必要)
- 次に接続されているHDの接続はずして新しいLinux用のHDをやはり/dev/sdaに接続してください。
- インストールが終わったら
/dev/sdb側 にwindowsのHDを接続してください。
- 一度そのまま起動してください。通常、起動ディスクはプライマリー側のマスター側になっているのでLinuxが立ち
上がるはずです。
- 起動が完了したらブート時のメニューに赤字の部分を追加してwindowsを選択できるようにします。
$ su
passwordを入力してスーパーユーザーになって
# cd /boot/grub
# vi /boot/grub/menu.lst
(テキストエディターで内容を編集する。viでなくても良い)
# grub.conf generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this
file
# NOTICE: You have a /boot partition. This means that
# all kernel and
initrd paths are relative to /boot/, eg.
# root (hd0,0)
# kernel
/vmlinuz-version ro root=/dev/sda2
# initrd
/initrd-version.img
#boot=/dev/sda
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title Fedora Core (2.6.18-1.2849.fc6)
root (hd0,0)
kernel
/vmlinuz-2.6.18-1.2849.fc6 ro root=LABEL=/ rhgb quiet
initrd
/initrd-2.6.18-1.2849.fc6.img
title Fedora Core (2.6.18-1.2798.fc6)
root (hd0,0)
kernel
/vmlinuz-2.6.18-1.2798.fc6 ro root=LABEL=/ rhgb quiet
initrd
/initrd-2.6.18-1.2798.fc6.img
#
title Windows_7
root (hd1,0)
map (hd0) (hd1)
map (hd1) (hd0)
#
makeactive
chainloader +1
これで起動時にメニューで選択してwindowsを起
動できるようになりました。こうしておけば万が一Linnuxが嫌になった場合は/dev/sda側と/dev/sdb側の接続を入
れ替えてフォーマットしてしま
えば何もなかったことになります。
参考リンク
http://kkuma.sytes.net/Linux-memo/index.shtml
■現状Linux desktopは実用的です。(笑)
このHPを始めた頃、LinuxのGUIはあまり使いやすいものではありませんでしたが現状Windowsと比べても遜色のないところまで進化していま
す。WindowsからLinuxに乗り換えた私自身は、不便は感じません。一般の人はどんな風に困るのか?あまり想像できません。家庭のパソコンが
あって家族
でどんな使いかたをしているのか想像できないからです。おそらく大多数の方は仕事の延長線上で持ち帰りの仕事を家庭にあるパソコンでこなしているのが真実
ではないかな?と勝手に思っている管理人です。それを前提として以下書いてみます。
切羽詰まって仕事に使っているPCはLinuxに乗り換えなどということは考えないほうが無難と思います。open-officeとwindows-
officeの互換性に多少問題もあります。使いこなすまでに時間もかか
るのため元に戻したくなる人が大多数だからです。しかし元の環境に戻すのには多少の技術が必要となる場合もあります。
それでは乗り換えメリットは何か?ということになるとそのひとつの理由として、
すべて無料のソフトでWindowsと同じ事ができるということではな
いで
しょうか?ただしこれには条件があります。ソフトのインストールと設定がWindowsに比べて面倒なのでそれが出来る人という事になるでしょう。それで
もここ最近はかなり改善されてきたと思うのですが、今までWindowsしか使ったことのない人には敷居が高いかも知れません。
それはどこから来ているのか?
WindowsはクライアントOSでありLinuxはサーバーOSであるという事です。
前者は情報を受
け取るためのOSであり後者は発信するためのOSと言う事です。
個人的な見解としてLinuxでサーバー(webサーバー、メールサーバー等)を構築するのはわかってしまえば容易にできると思います。しかし同じ事を
Windowsでやろうとするとセキュリティー管理の部分等で難しいところも出てきます。逆にインストールした直後からフラッシュやJavaを使
用したHPに行っても何の問題もなく見ることができるのはWindowsです。Linuxではそれに必要なパッケージのインストールや設定が必要となりま
す。
私の結論としてはLinuxを使う事の意義は自分の思いをすべて反映させる事のできる自宅サーバー構築をすることに尽きると考えます。