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■VirtualBox 仮想ディスクを V2P サイズ( 縮小方向 変更)

1. 概要

VirtualBoxの仮想的HD容 量の縮小方向の変更が出来た。要はコマンド実行前にvdiファイルをGPartedで開いて容量を縮小しておくのがキモであった。今回は縮小したがしない場合もVBoxManageコマンドの使用は不可欠であるので注意の事。

この事によりclonezillaの大きな弱点をカバー出来るようになる。clonezillaで容量 の小さいストレージ(SSD)にOSをコピー可能になる。これでP2V V2Pが加速する。

具体的な例としては160Gのハードディスクに入ったOSを120GのSSDへクローンする事が可能になる。またOSがインストールされた環境のバック アップとしての価値も高まる。

実験材料
Oracle VM VirtualBoxの動作している環境
GParted Partition Editor iso イメージファイル
clonezilla iso イメージファイル

2. 作業内容
P2Vの前段階としてclonezillaで物理ハードディスからイメージファイルの作成行う。イメージファイルが出来たらそれをVirtualBox上でレストアして起動出来るか確認しておく。次にダウンロードした GParted Partition Editorのisoイメージファイルを作成したバーチャル環境の仮想DVDドライブに設定する。



GParted Partition Editorを起動してパーテーションを縮小するがそのHDのパーテーションによって中のフリースペースは異なるので事前に調査しておき値を加減する。この時に決めたパーテーションサイズの合計の容量に縮小出来る事になる。

縮小したパーテーションの合計容量より少し大きめのvdiファイル(例:AA.vdi)をVirtualBoxのマネジャーを使って作成してそのファイ ルにクローンすれば縮小された状態の完成である。

# VBoxManage clonevdi ./パーテーション操作したファイル.vdi ../AA/AA.vdi --existing

後の手順は縮小されたAA.vdiのバーチャル環境の仮想DVDドライブにclonezillaのisoイメージを設定してバックアップイメージを作成する。作成したイメージを復元した時の容量は最初よりも小さくなっているはずである。