/ 雑記帳

新しいモノ古いモノ

アンプの使用素子が半導体でも真空管でも
良い音が出てスピーカーが安全ならばどちらでも良い。
ランニングコストは半導体の方が圧倒的に優れているが
真空管アンプはその回路がシンプルだからトランスが断線しない限り
修理しながら長く使える。
残念ながら真空管アンプは現代の主流である重いコーン紙の付いたスピーカーを鳴らせないが
アキュフェーズFETアンプはそんな重さを苦にもせず軽々とドライブして見せる。

真空管アンプ好きな人はALTECのユニットをとにかく褒めるが
それは真空管アンプの低いダンピングファクターでも
ドライブが出来る軽いコーン紙を使っているのが理由だと思う。
「最高のアンプ」というフレーズをよく見聞きするがそんなアンプは存在しないと個人的には思う。
自分のリスニングルームに何百万もするアンプを借りてきて自分所有のアンプと比較して
勝った勝ったと自慢する方を見かけるがそれはアンプの性能の問題では無くて
スピーカーユニットとの相性の問題でアンプの絶対性能の問題では無いと思う。

音楽ソフトに関してはどうだろう?
アナログレコードが最高なのか?
デジタル音源はアナログレコードに劣っているんだろうか?
かつてデジタルとアナログの音質比較を厳密に行われた事はあるのだろうか。

歳を重ねると新しい荒野には踏み出せなくなっていく
子供は現状を破壊して成長するが老いた大人は現状を守ろうとする。
知らず知らずに「株を守る」状態になっていないかと考える。

— posted by くま at 10:38 am   commentComment [1] 

チャンネルデバイダー操作パネルデザイン

デジタル入出力のチャンネルデバイダーは
一部のマニア方々がベリンガー製チャンネルデバイダーを
デジタル出力を可能に改造して使用していたぐらいで
過去に販売例はほとんど無い様に思う。
(業者でも改造販売を行っている様で改造品は非常に高価である。)
ベリンガー製チャンデバの改造内容は
内部で信号処理をしているDAC-ICの足からI2S信号を取り出して
SPDIF同軸信号変換基板を介して信号を出力するものだ。
入力は元々付いているデジタル入力端子を使う。

今回お気楽kitでリリースされたデジタル入出力チャンネルデバイダー基板は
ダイレクトでI2S信号の入出力が可能な点が画期的だ。
この音の良さは残念ながら作って聴いて比較した方でなければ
ピンと来ないと思う。テキストの説明限界だ(笑)

この基板はお金をかけてケーシングするに値するものだと確信している。
ケースデザインを考え中だ。

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— posted by くま at 03:42 pm   commentComment [2] 

旭化成AK4490EQ DAC_ICから音を出すのに必要な電源と周辺回路(1)

復習の意味でちょっと書いてみると
サンプル例:旭化成AK4490EQ
      
1.DAC_IC内部で
デジタル信号回路 3.3V
アナログ信号回路 3.3V
      
アナログ出力回路 5.0V
      
2.外部付加回路(出力信号後処理)
ライン出力(シングル)にするための電源 ±15V
      
注意事項として
(1)DAC_ICからの出力は差動出力となっている事
(2)DAC_ICからの出力にはノイズ(高周波成分)が残っているので
除去しなければならない。
      
2回路個入りオペアンプをLRの信号処理に使うとすれば
最低限1個で出来る。
ただしDAC_ICからの出力は差動出力は
アナログ出力回路電圧の約半分の2.5Vのオフセット電圧を
含んでいる事に注意が必要。
通常はプラスマイナス電源のオペアンプを使用する。
      
旭化成のアプリケーションノートではそのオフセットを
100μFのカップリングコンデンサーを入れる事で
カットするように書かれている。

— posted by くま at 12:37 pm  

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