VirtualBoxの仮想的HD容
量の縮小方向の変更が出来た。要はコマンド実行前にvdiファイルをGPartedで開いて容量を縮小しておくのがキモであった。今回は縮小したがしない場合もVBoxManageコマンドの使用は不可欠であるので注意の事。
この事によりclonezillaの大きな弱点をカバー出来るようになる。clonezillaで容量
の小さいストレージ(SSD)にOSをコピー可能になる。これでP2V V2Pが加速する。
具体的な例としては160Gのハードディスクに入ったOSを120GのSSDへクローンする事が可能になる。またOSがインストールされた環境のバック
アップとしての価値も高まる。
実験材料
Oracle VM VirtualBoxの動作している環境
GParted Partition Editor iso イメージファイル
clonezilla iso イメージファイル
P2Vの前段階としてclonezillaで物理ハードディスからイメージファイルの作成行う。イメージファイルが出来たらそれをVirtualBox上でレストアして起動出来るか確認しておく。次にダウンロードした
GParted Partition Editorのisoイメージファイルを作成したバーチャル環境の仮想DVDドライブに設定する。
GParted Partition
Editorを起動してパーテーションを縮小するがそのHDのパーテーションによって中のフリースペースは異なるので事前に調査しておき値を加減する。この時に決めたパーテーションサイズの合計の容量に縮小出来る事になる。
縮小したパーテーションの合計容量より少し大きめのvdiファイル(例:AA.vdi)をVirtualBoxのマネジャーを使って作成してそのファイ
ルにクローンすれば縮小された状態の完成である。
# VBoxManage clonevdi ./パーテーション操作したファイル.vdi
../AA/AA.vdi
--existing
後の手順は縮小されたAA.vdiのバーチャル環境の仮想DVDドライブにclonezillaのisoイメージを設定してバックアップイメージを作成する。作成したイメージを復元した時の容量は最初よりも小さくなっているはずである。